外壁の塗装をしようかな、と考えたときにどうしても気になってしまうのが、塗装工事にともなう騒音の問題。「工事中はどのくらいうるさいんだろう」「ご近所から苦情がきたら……?」と、不安になってしまいますよね。
そこでここでは、外装工事中に発生する音の原因を紹介。騒音トラブルにならないための対処法についても案内します。
塗装工事は、建築関係の工事のなかでは、音が出る作業が比較的少ないといわれています。とはいえ、全く気になる音がしないかというと、そうではありません。
塗装工事にともなう主な音は、次のようなものがあります。かなり大きな音がするものもあるため、人によっては「うるさい」と感じられるでしょう。音が出る工程の際には在宅しないといった工夫や、ご近所への配慮が必要です。
足場を組み立てたりハンマーで固定したりする作業中に、カンカンと響く金属音がします。足場材を運ぶ際にも、金属がぶつかり合う音が発生します。
足場材などの資材の搬入や、作業員の移動などにともない、自動車のエンジン音や扉の開閉音がします。
高圧洗浄器で壁の汚れを落とすとき、塗料を混ぜるとき、塗料を吹き付けるときなどに、機械の運転音が発生します。
壁に塗装を流し込む作業などが発生すると、壁に穴を開けるためのドリルなどを使用することがあります。
そのほか、足場をおおう養生シートが風にはためく音や作業員同士の話し声なども、耳障りに感じる可能性がある音です。
外壁の塗装工事の音が原因で騒音トラブルに発展しないためには、ご近所へ事前に工事の告知をしておくことが大切。工事が行われることや日程を把握していることで、「何の音だろう」「いつまで続くんだろう」といった不安感や不快感は軽くなるはずです。
塗装業者の多くは、工事を開始する前に、近隣のお宅へあいさつ回りをして、工事の内容や臭い、音などについて説明してくれます。
近所へのあいさつ回りや説明をしてくれるかどうかを、見積もりの際に業者に確認しておくと安心ですね。
また、騒音をはじめとする近隣からの問い合わせやクレームに、現場の責任者が直接対応可能かどうかも重要。可能であれば、あいさつ回りの際に、責任者の連絡先を併せて告知してもらいましょう。業者が窓口になることで、のちのち、住民同士のトラブルに繋がりにくくなります。
業者によるあいさつ回りがある場合でも、施工主からもあいさつをしておくと近隣への印象がよくなります。
あいさつに伺う範囲は、周囲8軒が目安。工事が決まったら、できるだけ日にちに余裕をもってあいさつに伺い、工期などを伝えましょう。お菓子やタオルなど、500円~1,000円程度の粗品に挨拶状を添えてお渡しすると、より丁寧です。
あいさつ回りの際に、住民から工事の時間帯などの要望が出た場合には、必ず業者に伝え、対応について相談しましょう。できる配慮を怠らないことが、不要なトラブルを生まないポイントです。
足場の設置、高圧洗浄の実施など大きな音が出る工程の直前には、改めてお知らせに伺うのがベターです。工期が予定より伸びそうな場合などにもその都度連絡を入れるのが理想的な対応。工事が完了したら、改めてお礼に伺うとよいでしょう。
外壁の塗装工事には、資材の運搬や足場の組み立ての音、さまざまな作業音がつきものです。建築工事としては音の発生は比較的控えめだといわれているものの、場合によってはうるさいと感じられることも。騒音トラブルを引き起こさないためには、周りを不快にさせないための配慮が不可欠です。
外壁の塗装工事を検討する際には、業者があいさつ回りをしてくれるかどうかや、近隣からの問い合わせに対応してくれるかどうかをチェック。さらに、施工主みずから近隣のお宅を訪問して、事前に丁寧なあいさつをしておくことで、「うるさい」が原因のトラブルを防げるでしょう。
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