ウレタン塗料は外壁やリフォームをするとき、主に使われる塗料です。ウレタン塗料はホームセンターなどで手頃な価格にて販売しているので、見かけたことがある方もいるでしょう。しかし、ウレタン塗料がどんな特徴があるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回はウレタン塗料の特徴とメリット・デメリットについて紹介していきます。

ウレタン塗装とは?

外壁に使われるウレタン塗料ですが、どんな特徴があるか知っていますか。今では外壁に使われる塗料はシリコン塗料が主流となっていますが、ウレタン塗料とは一体どんなものかを確認していきましょう。

ウレタン塗装とは?

ウレタン塗料とは、塗料の主成分が樹脂でできており、柔らかく密着しやすい塗料のことです。低価格で販売しているのでコストを抑えつつ、使い勝手のいい塗料として知られています。耐久年数は6〜10年ぐらいが目安です。

ウレタン塗料には1液型と2液型とあり、2液型は1液型に比べ耐久性が2〜3年長いのが特徴です。1液型は塗料に水を入れて薄めて使います。2液型は塗料と硬化剤とそれぞれ分かれているのを混ぜ合わせ、さらに水やシンナーを入れて薄めて使います。

ウレタン塗装の特徴

ウレタン塗料は柔らかく密着しやすいので、外壁以外でも家具やフローリングなど幅広く利用できます。ひび割れがおこっても広がりにくいのが特徴です。価格もシリコン塗料に比べると安いので、価格を抑えて利用したいという方に向いています。

ウレタン塗装のメリット・デメリット

ウレタン塗料がどういったものかわかったところで、メリット・デメリットを確認していきましょう。

ウレタン塗装のメリット

ウレタン塗料は密着度が高く、木材と違い長時間経過しても剥がれてしまうことなく密着しています。密着度が高いのでひび割れの発生を抑える機能としても利用されています。ウレタン塗料の生産メーカーは国内外と幅広く色や種類も豊富です。

低価格なものが多く、外壁など面積の広い場所での使用はコストを抑えることができます。光沢があるので高級感のある仕上がりが可能です。プラモデルや木材など、どこにでも利用できるので使い勝手のいい塗料として使われています。

ウレタン塗装のデメリット

ウレタン塗料はシリコン塗料に比べると耐久性がありません。ウレタン塗料の耐久年数は6〜10年程度が目安ですが、シリコン塗料は8〜15年です。しかし、外壁などで利用する場合「引っ越す予定で長く住まない」「定期的に新しく塗り直したい」という方にとってはウレタン塗料がピッタリです。

ウレタン塗装は紫外線によって色が変わりやすいとされているので、太陽光が当たりやすい場所は定期的に塗り直す必要があります。2液型のウレタン塗料で使用する硬化剤は水に弱く、湿度が高いと硬化剤が水分と一緒になるのでコーティング効果が落ちます。光沢があるので高級感がでやすいですが、紫外線などの影響により光沢の現象速度が早いです。2液型は「硬化剤」を使用しますが、よく混ぜないと適切な硬さにならないので、扱いがむずかしいと感じる方もいるでしょう。

ウレタン塗装はどんなときに使う?

ウレタン塗料は一体どんなときに利用するものなのでしょうか。密着度が高いので使いやすい塗料ではありますが、具体的な使い方を確認していきましょう。

万能な塗料!屋根や外壁にも利用できる

密着度が高いため屋根や外壁を中心に幅広く利用することはもちろんのこと、費用を抑えながら高級感をだしたいときにウレタン塗料は重宝します。雨どいなど細かな部分の塗装に向いていて、さらに木材に塗ることでツヤ出しの効果もあるのでおすすめです。

ただし、耐久性は落ちるので定期的に塗り直しが必要になります。

ウレタン塗料の特徴を理解して上手に取り入れよう!

ウレタン塗料は木材などにも利用できる便利な塗料で、価格を抑えながら塗るだけで高級感を演出します。耐久年数もシリコン塗料には劣るものの価格を考えれば満足できる方もいるでしょう。また、種類も豊富にあるので、使いたいと思える色がきっとあります。

どこにでも利用できる塗料ですが使用方法がややむずかしめです。塗り慣れている人に依頼をするか、いきなり大きい場所に塗るのではなく試しに細かい箇所から塗ることをおすすめします。