自宅の外壁塗装を依頼しようと思っても、価格の相場が分からないと施工の依頼もしにくいですよね。
価格が分かりにくい分野であるため、相場を知っておくことは大切です。そのうえ、価格の出しかたは業者によっても変わってきますので、相場が分からないと多くの金額が請求されてしまう可能性もあります。
適正な価格での外壁塗装を依頼したいと思うことでしょう。今回は、外壁塗装の相場について解説します。
同じ面積であっても、使用する塗料の種類で価格は変わります。塗料にはそれぞれ種類や特徴、耐久性の違い、価格相場がありますので確認してみましょう。価格は1㎡当たりで算出しています。
約30年前に発売され、モルタルのひび割れに効果的であり多くの場面で使用されていました。耐久年数は4年から7年と他の塗料よりも耐久性が低いデメリットがあり、近年では使用される場面は減りました。価格は1,000円から1,500円/㎡ とリーズナブルな価格です。
やわらかい塗料で、細部を塗装するのに最適な塗料。しかしながら、耐久年数が6年から10年と短いため、使用する業者は少ないのが現状です。その分、価格は1,800円から2,000円/㎡ とリーズナブルな価格で設定されています。
リーズナブルな価格と耐久性に優れ、近年では多くの外壁で使用されている塗料です。塗料にシリコンが含まれていて、汚れにくくなっています。耐久年数は8年から15年と長く、2,500円から3,500円/㎡ の価格で施工できます。
東京スカイツリーに使用された塗装で、とにかく耐久性が高いのが特徴。耐久年数は15年から20年と申し分ありませんが、価格が3,500円から5,500円/㎡ と一般住宅には手を出しにくい塗料です。
近年、新たに誕生した塗料で高い耐久性とリーズナブルな価格から、人気を得ている塗料です。光沢が含まれていて汚れにくく、防カビの性能が高いことでも注目度が上がっています。耐久年数は 14年から16年で、価格は1,500円から2,000円/㎡です。
塗料の種類や相場が分かったところで、次に気になるのがそれ以外の価格ですよね。ここでは外壁塗装をおこなうにあたっての工程と、かかる価格についてまとめています。
安全かつ効率的に外壁を塗装するには、足場の設置は欠かせません。足場の相場価格は1㎡でおおよそ600円から1,000円に設定されています。30坪ほどの一般的な住宅であれば15万から30万円位はかかります。足場の価格だけでも結構な価格になってしまいますが、事故を防ぎ綺麗な仕上がりにするために必要だと理解しましょう。
住まいの外壁にはさまざまな種類があります。現在の外壁の違いにより、劣化の仕方も変わります。そうなると、当然ながら塗装の価格も変わってきます。サイディングの外壁ではコーキング補修という施工をする必要があります。そのうえ、劣化がすすんでいる場合は、サイディングボードを張り替えなければいけません。モルタルの外壁ではひび割れが生じますので症状により、メンテナンスに必要な価格が変わります。
外壁の種類によっては、いくつかのサイディング板を使用して作成されているケースもあります。サイディング板のつなぎ目にはゴム状である物質が使用されています。ゴム状はコーキングといい、サイディングの不具合を防止する役割をもっています。このコーギング自体が劣化してしまうと、住居に多くの悪影響をもたらします。紫外線などでも劣化してしまいますので、外壁塗装をおこなう際には合わせてメンテナンスをすることが必要とされます。
多くの外壁塗装にかかる項目や価格についてお伝えしてきましたが、それ以外もお金がかかる工程があります。掃除やネット張り、各種撤去作業など、かかる費用は業者によっても異なります。場合によっては追加費用がかかるケースもありますので、見積もり時に追加費用の有無を確認しておくことをおすすめします。
ここまで、外壁塗料の価格に関わる塗料や工程などについて解説してきました。外壁塗装の相場やかかる価格など、ご理解いただけたでしょうか。ここでは、依頼するにあたっての注意点をあげています。
外壁塗装は高額な施工でありますので、失敗や後悔なくおこないたいですよね。発生しやすいトラブルを知ることで、失敗や後悔を未然に防ぐことができるでしょう。
外壁塗装をするにあたっては、気になる業者に見積もりを依頼する流れとなります。この見積もりは業者によって項目やフォーマットが変わりますので、はじめてだと戸惑うかも知れません。分かりにくい見積もりはトラブルのもとです。注意すべき見積書の内容を確認しておきましょう。
①「一式」の記載でまとめてある
見積もりに詳細が書かれておらず、すべて一式と明記してくる業者は注意が必要です。優良な業者は単価や面積など、より詳細に記載してくれます。
②面積を図っている形跡がない
しっかりと面積を図っているのであれば、切りのいい数字では記載されません。切りのいい数字ばかりで形成されているような見積書は、面積を図っている可能性が低いので要注意です。
③項目がなく、一括りにしている
工程の項目の記載がなく、外壁塗装でまとめただけの見積書は論外です。こうした見積書では不正がしやすく、後のトラブルも発生しやすくなります。お客さまのことを考えていない証拠なので、このような業者は避けるようにしましょう。
外壁塗装の施工を依頼するにあたって、どれくらいの価格がかかるかお伝えしてきましたが、他にもかかるかも知れない項目があります。それは、外壁以外に塗装をおこなう場合の付帯作業です。具体的には、雨戸や雨樋、庇、配管類、軒天などの部分の塗装作業です。
外壁に高額な費用をかけていますので、それ以外の塗装はしないと考える人もいるでしょう。もちろん、付帯作業をおこなわなくても問題はありません。しかしながら、塗装をした場所としない場所の区別がはっきりとでてしまいます。そのうえ、改めて別の機会に付帯作業を依頼すると、足場代などの諸経費を再度支払う必要があります。
見た目や余計にかかる価格のことを考えると、同時に付帯作業を依頼することをおすすめします。
ここまでは外壁塗装にかかる一般的な価格についてお伝えしましたが、イメージしやすくなったでしょうか? しかし、想像以上に価格が高いと思っている人もいるのではないでしょうか?
ここでは、少しでも外壁塗装の価格をおさえられる方法についてお伝えします。
外壁塗装の価格を少しでもおさえたいと考える人もいるかと思います。見積もり時に値引き交渉ができるかも気になるところです。リーズナブルな価格で施工できることが1番ですが、大幅な値引きには注意が必要な場合があります。
なかには、初回に250万円の見積もりを出し、すぐに決めれば100万円の値引きが可能なんてことを言ってくる営業マンも存在します。よくよく考えてみると、値引き額が大きすぎるのはおかしいと分かるはずです。
値引き交渉をすることは可能ですが、 値引きをおこなうことによって外壁塗装で実施する工程を削られてしまう可能性があります。そうすることで人件費や手間をおさえて、値引きの価格に見合った作業量になってしまう可能性があるからです。
適正な施工をするにあたっては、それなりの工程と価格がかかることを理解しましょう。
たまにモニター価格があるのを目にしますが、外壁塗装に関してもモニター価格は存在します。業者によっては実施していませんが、実績を作る目的でモニター価格を実施していたりもします。
ですが、訪問の営業マンがもちかけてくるモニター価格は、そのような意味合いでない場合が多いのが実情です。仮に安かったとしても、現場の職人さんに負担がかかってしまっているケースが多くあります。そうなってしまうと、外壁塗装のクオリティにも関わってきてしまう可能性があります。
その他にも、塗料メーカーからモニターでの提供があり、実施しているケースもあります。分かりにくいことでありますが、モニター価格1つとっても、さまざまな事情があり、そのことを理解したうえで依頼をするのが必要です。もし、モニター価格の内容が不明瞭であれば、同業者に相談したり、見積書を見せたりすることで理由がはっきりするでしょう。
外壁塗装に関しては専門的なことが多く、分からない人も多いでしょう。ですが、塗料や工程などを1つ1つ知ることで、金額の相場や注意点などを知ることができます。
現在の外壁の状態によってメンテナンス価格も発生しますので、一概には相場を知ることはむずかしいのです。しかしながら、複数の業者に見積もりを依頼することで適正な見積もりを知ることができます。
それでも不明な場合には、同業者や専門家に相談することで、疑問や不安を解消することができるでしょう。業者によってはモニター価格などのサービスもありますので賢く利用し、満足のいく外壁を実現しましょう。
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