外壁塗装をする場合、どの業者に頼むべきか迷いますよね。そんなときは見積もりを取って、どの業者に依頼するかを決めるようにしましょう。外壁塗装の失敗のほとんどが業者選びだといわれているので、見積もりを取った後にどのように評価するのかをご紹介します。良い業者と悪い業者の見分け方、外壁塗装の見積もりで失敗しない方法もあわせてチェックしていきましょう。
家を建てたときの外壁工事は値段の中に含まれているため、外壁塗装の見積もりを取ろうと思っている人のほとんどが「塗りなおし」を求めています。外壁塗装の塗りなおしを行うときにどこの業者に頼むかと考えたときに、多くの場合がインターネットでの検索です。近くにある塗装会社、チェーンの塗装会社など複数存在します。
なお、外壁塗装の見積もりは、1~3社程度取るのが一般的です。口コミや評判を確認して、気になった塗装会社から見積もりを取るようにしてください。その前にいくつかやるべきことがあるのでチェックしていきましょう。
塗装の塗りなおしを検討するということは、「塗装に何か不具合がある」ということです。汚れが気になるのか、ひび割れが気になるのか、色が褪せているのが気になるのか、ということを書き出してみましょう。塗装の見積もりを出す場合、家の大きさや塗装の状態を確認するために業者が家に来るのですが、そのときに話がスムーズに進むように先に問題点を書き出しておくと良いでしょう。また、汚れが気になると伝えると、摩耗性の高い汚れがつきにくい塗料を選んでくれることが多いです。
このように、「どのような塗装にしたいか」というイメージを、業者と共有できることで塗装の失敗は減ります。逆に、すべてお任せにしてしまうと満足のいく外壁にならないことがあるので注意しましょう。
塗装の見積もりを取る前に、塗装にはどんなものがあるのかを調べておく必要があります。塗料にはアクリルやウレタンといった安価な塗料がありますが、その分耐久年数(塗装が維持される年数)が短くなっています。
アクリルやウレタンは5~8年程度しか持ちません。一般的に外壁に使われているのはシリコン塗料で、耐久年数は10~15年です。セラミック塗装は20~25年と長期間使用できますが、その分単価が高くなっています。
また、塗料の種類だけでなく、ツヤを出す上塗り剤のグレードによって外壁の雰囲気はがらりと変わります。一色で塗ってしまう方法と、ゆず肌塗装やさざ波塗装など模様を入れることも可能なので、「こういう外壁にしたい」というイメージを持つためにも、調べておくことをおすすめします。もちろん、カラーだけ選んで業者におまかせするということも可能ですが、そのときにはその旨を伝えるようにしましょう。
美容院に行ったときに、美容師に写真や具体的な芸能人の名前を挙げるとその通りに切ってもらえますよね。それと同じで、塗装も家の顔になる部分です。業者とイメージのすり合わせをしっかり行えていると失敗が少ないです。
見積書を取るための業者選びの方法は、大きく分けて3つあります。
インターネットにて地域で塗装を行っている塗装会社を選ぶのは、調べるのが大変になります。しかし、地域で塗装を行っている職人が一番良かったという声もあります。近くに会社があるので打ち合わせや見積もりまでがスムーズにいくことが多いためと考えられます。
インターネットにて一括で見積もりを取るサービスは、家の情報と塗装の劣化状況、どんな塗装にしたいかというのをまとめて見積もりを取ることができるので、見積もりがとても楽に手に入ります。立地にもよりますが、10社まとめて見積もりを取ることができるのでとても簡単です。
ただし、一括見積の場合は家に来て外観をチェックするということがないのでざっくりとした見積もりになること、選んでからさらに詳細見積もりを取る必要があるため、見積もりを取った後のやることは多いです。
塗装コンシェルジュに依頼する方法は、一番失敗のない塗装方法です。塗装コンシェルジュがまず自宅の塗装具合を確認して、おすすめの塗装会社を紹介してくれます。塗装のプロが信頼している塗装会社を紹介してくれるので、良いサービスを受けることができます。ただし、塗装コンシェルジュの料金が入ってくるので、最終的には少し料金が高くなります。
見積りを取るにも複数のやり方があるので、自分に合ったやり方で業者選びをしてみましょう。
見積書をチェックしようとしても、見積書だけ見たら「安い」「高い」という比較しかできません。そのため、必ず「調査診断書」「仕様書」をもらうようにしましょう。
調査診断書とは、見積もりを取るときに業者が来て自宅の外壁をチェックします。そのときにどんな状況か、どんな処理が必要かということをプロの目から判断してくれます。仕様書は、見積もりの金額でどんな塗装ができるのかをまとめたものです。この2つを見比べることで塗装の見積もりで失敗をすることはありません。
例えば、3社見積もりと調査診断書を見比べて、1社だけ過剰な処置を行っていたら、なぜなのか聞くことができますよね。失敗しないためにも見積もりと一緒に調査診断書、仕様書をもらうようにしましょう。
見積書をもらっても、それが正しい金額か分からないという方もいるはずでしょう。そこでポイントになるのが「一式」と「坪単価」です。例えば、外壁塗装するときに使う足場は、だいたい坪単価600円程度です。つまり、30坪の場合、600円×30坪=18,000円になります。このように、坪単価で書かれている見積書は、悪意のない正しい見積書であることが多いです。
例えば、「足場一式20,000円」と書かれていたら、なぜこの数字なのか分からないですよね。怪しい金額が含まれている可能性があると考えられますし、本当にお客様のことを考えるならば坪単価で書くべきです。そのため、坪単価になっているかは必ず確認しましょう。
同じような業者でも見積もりに数万円の違いがあるという場合は、塗料のグレードを確認するようにしましょう。値段の差はほとんど、塗料の種類やグレードの差なので、本当にそのグレードでいいのか、その種類で良いのかは見積をもらった後の打ち合わせで詰めていくようにしてください。塗装の場合は、塗料のグレードが低いと塗料剥がれやひび割れなどが起きやすいので、安いのが必ずしもいいとは言えないのです。日当たりのいい場所とそうでない場所でもおすすめが変わってくるので、細かく打ち合わせをしていきましょう。
外壁塗装を失敗させないために、いくつか気を付けるべきことがあります。
例えば、15万円でお願いします。と言ってしまうと、業者はその意見を叶えるためにかなりグレードを下げた塗料を選んでしまいます。結局思っていた塗装と違った、ということになるので、まずは値段を伝えずに見積もりを取りましょう。すると、適切な塗料を提案してくれます。同じように過度な値引きも失敗のもとです。もう少し下げられますかと相談することで、提案してくれる業者もあります。
見積を見せるとそれよりも安くしようと奮闘してしまうので適切な塗料を選んでもらえない可能性があります。まずは公平に見積もりを取りましょう。
口頭で約束してしまうと最終的なしわ寄せがきてしまうので、必ず書面でのやり取りを行いましょう。悪い業者にはきっぱりと断ることが大切です。
失敗しないためにこの3つは守るようにしましょう。
仕事で塗装に関わっていないと、塗装はあまり詳しくなれない分野です。そのため「どうせ分からないだろう」と値段を上げている悪い業者も少なくありません。先ほど紹介した見積もりを取る3つの方法のどれがでも悪い業者に当たる可能性があります。見積もりを取りに来たときに業者と話すことがあるので、そのときに悪い業者か、良い業者かを見分けるようにしましょう。
悪い業者は、営業マンが歩合制のため何としても契約を取りたいという押し売り感があります。さらに、早口で質問に答えてくれないなど、ごまかそうとする素振りがあったらその業者は使わないようにしましょう。良い業者は、営業マンも塗装が好きで質問には丁寧に説明をしてくれます。始終楽しそうな雰囲気であれば、その業者は良い業者である可能性が高いです。
今回は外壁塗装の見積もりの取り方、チェックの仕方をご紹介しました。塗装はかなり大きな出費なのでしっかりと見積もりを取って損をしないようにしたいですが、塗装のグレードや塗料の種類によって大きく変化するものなので注意しましょう。また、見積書には必ず坪単価で金額が書かれていること、調査診断書、仕様書をもらうことを必ず行うようにしましょう。失敗しないように営業マンを見極めることも大切です。分からないのは当然なので、業者に質問をして疑問を残さないようにしていけば、満足のいく塗装ができるでしょう。
☑私が活用した「外壁塗装見積もりサイトはこちら」業界最大級の外壁塗装専門サイトである「外壁塗装の窓口」は安心・信頼して外壁塗装を依頼できる優良業者を無料で紹介している第三者機関になります。また見積もり相場についても簡単にチェックをすることが可能です。
単なるご紹介だけでなく、日本国内に存在する外壁塗装業者の中から、独自の厳しい審査基準を満たした「人気塗装業者」のみをご紹介しており、多くの方から信頼されているサービスです。