少しでも安く住まいのリフォームしたいときには、複数業者の見積もりを比較することがポイントです。塗装のクオリティは守ってもらいたい、でも、複数の業者と工事費用について交渉したり、工事内容について確認したりするのは、面倒だし時間がかかるかもしれません。そこで、外壁塗装の優良業者を見つけて、少しでも安くするために参考になる情報をお伝えしますね。

外壁塗装を安くするのにおすすめ! 複数業者の「一括見積もり」を依頼して比較

住まいのメンテナンスやリフォームは、定期的に適正に行なうことが建物を長持ちさせるポイントであり、欠かせませんよね。

でも、いざ外壁を塗り直そう! と見積もりやシュミレーションをしてみたら、意外に費用が高くてびっくりしたという方も多いのではないでしょうか。

特に、外装増築するわけでもなく面積が増えるわけではない外壁の塗装工事で、「意外と高い」見積もりを初めて見たときには、驚かれる方も少なくないでしょう。実際のところ、私もそうでした……。おもにペンキ（塗料）代と職人さんの人件費くらいになるだろうから、もう少し安くても良いんじゃないかな? というのが本音でした。

そんなふうに感じて自分でいろいろ調べてみた経験上のことを、お話します。

受け取った見積もり金額が妥当かどうかを確認することが大切ですが、なにぶん素人ですから、なかなか判断するのが難しいですよね。私は1社だけではなく、複数の業者の見積もりを取り寄せてみました。

でも1社ずつ見積もりを取っていると、それぞれの業者と値引き交渉などもしなければならなくなり、とても大変です。ときには、業者さんによって見積もり内容（項目）が異なり、取り寄せた見積もりに含まれているものや別途となっているものがバラバラで、頭がこんがらがってきます。

これでは時間がかかり過ぎてしまうので、私の場合は一度に複数の業者から同じベースで見積もりが取れる「一括見積もりサービス」が便利でした。一括見積もりサービスを使うと、簡単に複数業者の見積もりを取り寄せることができます。質の良い工事をしてくれる安い業者を見つけやすくなりますよ。

外壁塗装工事にかかる見積もりの内訳は？

私は工事関連の知識に乏しかったため、依頼するまえはなんとなく、私が知るさまざまな業界と同様に「人件費」が費用の大きな部分を占めているのかなと思っていました。

なので見積もりが高めに感じると、職人さんの報酬がとても高いのかな? と思ってしまい、つい値引き交渉に力が入ってしまったということも。しかし、よくよく調べてみると、実際には削ることのできない費用ということもあるようでした。

塗装工事の一般的な見積もりは、「塗料や材料（30％）」がまず必要となり、塗装や足場の組み立てをする職人さんの「人件費（25％）」、そしてレンタルしたり輸送したりする「足場および組立費（15％）」、塗装業社さんの「利益（20％）」、そして「諸経費（10％）」というのが、一般的な、大まかな配分のようです。

「一括見積もりサービス」なら、こういった実状も知りながら、各業者さんの見積もりの内訳も見比べつつチェックすることができました。

外壁塗装工事の見積もりは安くなっても5〜10％の値引きが一般的?

個人的にいくつかの塗装業社の見積もりを比較していたときには、「もう少し安くなりませんか」とついつい真剣交渉を始めてしまうことも。とにかく「少しでも安くなれば……」という思いからでした。

しかし、今になって言えることですが、しつこく値引き交渉をするのは控えるのがおすすめです。そもそも利益の20％や諸経費の10％の部分を値切っても、安くならないことが多いものです。

塗装業者も利益が必要であり、しっかりと塗装や工事が進んでいるか管理するにも諸経費が必要になります。また、建築工事においては、商習慣で5〜10％の諸経費という項目も一般的なようです。

私は、見積もりの総額から5％〜8％の値引きが標準的で、10％も値引きしてくれれば妥当な工事費用である、という結論を得ました。

安くしたつもりが手抜き工事の原因になることも!

いろいろ調べているうちに、いきなり30〜40％も工事価格を下げてくれる業者は逆に「要注意」であることも学びました。

塗装業社側も無理やりな金額交渉を受け入れて安い金額で請けてしまうと、結果的に「手抜き工事をせざるを得ない」状況になるというケースがあるようです。塗料や材料のグレードを下げたり、職人ひとりあたりの単価が低い見習い程度の人数を増やしたり。こうしたことに、工事中には気がつかないことも少なくありません。

数か月後や数年後に手抜き工事が発覚して、無理な価格での工事だったとわかって、自分が価格交渉をしすぎたなんて反省しても、後の祭りですよね。

ただ、いずれにしても手抜き工事を選択するのは悪徳業者であり、良い業者さんであれば作業のクオリティをとても重視しているので、無理な価格では工事を引き受けず、きちんとその理由も説明してくれるのです。

「一括見積もりサービス」は価格交渉も安全にできる

以上のことを考えると、個人的に複数の業者さんと何度も交渉していて例え金額が下がっていったとしても、「クオリティは大丈夫なのかな」「一番安いところにこのまま依頼して良いものなのかな」と複雑な気分になってしまいますよね。

また、悩みを解消するためにさらにあれこれ1社ずつ質問したり調べていたりすると、とんでもない時間がかかってしまいます。そこで、やはりおすすめは「一括見積もりサービス」を使うことでしょう。

このサービスは、価格交渉を代行してもらえることも特徴です。しかも、その交渉は素人目線での「とにかく安く」という交渉ではなく、きちんと業界の知識を持っている担当者による交渉ですので、安心して任せることができます。

利用者はしっかりと見積もりを比較検討しつつ相談するだけで、希望の金額に近く、且つ「安心して依頼できる」優良業者を選ぶことができるのでとても楽ですよ。

「助成金」や「補助金」の申請でより安く外壁の塗装工事を

住まいの規模によって異なる外壁塗装工事の費用。安くなるように交渉して激安価格の手抜き工事になるより、「助成金」か「補助金」の検討をしてみることもおすすめします!

支給されるまでは少し時間がかかりますが、どちらも工事が完了すれば、返済のいらない、そのまま受け取ることのできる費用です。

「助成金」や「補助金」の申請の条件は

「助成金」は、遮熱塗料や断熱塗料などの省エネを考えたリフォームであることなど、条件を満たしていればOKです。しかし、「補助金」は受給のための審査に合格しなければならないので、ハードルが少し高めになっていますね。

また、住んでいる地域によって、受け取ることのできる金額が異なります。後で対象外だったということになるのを避けるためにも、事前に調べておきましょう。

ちなみに一括見積もりサービスを使うと、「助成金」と「補助金」の申請に対応している業者も見つけやすいです! そのあたりのことも相談員の方に細かく質問できるのが良いですね。

外壁塗装工事の費用を安全に安くしたいときにこそ「一括見積もりサービス」

意外と高額になりがちな外壁塗装工事の費用。工事費用を安くしたいときに私がおすすめなのは、やはり個人で交渉するよりも「一括見積もりサービス」ですね。複数の見積もりを取り寄せて慎重に比較したり、助成金申請をしたり、良い業者にクオリティの高い工事を依頼するための手伝いをしてくれます。ぜひ参考にしてくださいね。