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下塗り塗装はなぜ必要?理由から予算まで解説

外壁塗装を業者さんに依頼して、見積書を見たとき、その金額にびっくりしたことはありませんか。塗装の部分には実際に色を塗る、上塗り以外に、下塗りという工程も含まれます。なぜ、2段階必要なのか、疑問に思った方もいるでしょう。ですが、下塗り工程は外壁塗装において、必ず必要なものなのです。ここではなぜ下塗りが必要なのかを手順も踏まえて解説していくとともに、大まかな費用に関しても、ご紹介していきます。

下塗りはなぜ必要

まず最初に下塗りがなぜ必要なのかを解説していきます。下塗り工程はその名の通り、外壁の上にしっかりと塗料を塗る前の準備段階に当たります。下塗りがしっかりされていないと塗料がうまく乗らなかったり、着色がおかしくなったりと予後に大きな影響を与えるのです。簡単に言ってしまうと、下塗り用の塗料を使い上に塗る、上塗り塗料が外壁にくっつきやすくするため、そしてきれいに発色させるために行われます。より細かく見ていきましょう。

下塗りの役割

1つは塗料の吸い込みを止める役割です。外壁は上に塗られた塗料を吸い込んでしまうという特性があります。塗料を直接、外壁の上に塗ってしまうと、外壁が塗料を吸い込み、うまく発色がつかない他、しっかり密着しないという不具合が起こる原因になります。下塗りを行うことで、塗料の吸い込みを止め、こういった不具合を防ぐのです。加えて、外壁は実際によく見てみると、ぼこぼこしていますよね。このままではもちろんきれいに塗料は乗りません。下塗りを行うことによって、ぼこぼこした面をできるだけ平らにし、上塗りの塗料を乗りやすくするという役割もあるのです。最後に発色に関する役割になります。外壁の上に新たな色を塗る場合、例えば似ている色を使えば実際それほどまで大きな変化はありませんが、まったく違う色を使いたいということもありますよね。この時、下塗りもせず上に色を塗ってしまえば、元の外壁の色と新しい外壁の色がなじまずにおかしな色になってしまうのです。そこで問題を避けるために、外壁塗料の上塗り材に適した下塗り材として採用することで、きれいに色が定着するようになります。以上3つのなくてはならない役割が下塗りにはあるのです。

下塗り塗装の手順

さて、次に大まかに下塗り塗装の手順を見ていきましょう。下塗りを行う前にまず大事になってくるのが下地調整です。ぼこぼこしている外壁は場合によっては経年劣化でひび割れていたり、さびがついていたり、汚れが目立ったりと問題もあるでしょう。このまま上に下塗り塗料を塗ってもうまくはいきません。まず大事になるのが掃除です。汚れをきれいに落としましょう。次にさびをとったり、ひびを埋めたりして下地を調整していきます。下塗りの前のこの段階をどれだけ丁寧にできるかが、塗料の定着のしやすさにもかかわってきます。下地調整が完了したら実際に下塗りの作業に移りましょう。木部あるいはモルタルなど外壁の種類によって、微妙に流れは異なりますが、基本的には上に下塗り用の塗料を、ローラーを使って塗り混んでいきます。一度塗れば終わりということではなく、吸い込み具合や定着具合を確認しつつ、複数回塗りこんでいきます。うまく定着すれば下塗り作業は完了です。

下塗り塗料の種類と費用目安

最後に下塗り塗装の種類と費用目安を解説していきます。下塗り塗装に使われる塗料には様々な種類がありますが、大きく分けると、シーラー、フィラー、プライマーの3つに大別されます。シーラーは塗料の吸い込みを防いだり、密着性を高めたりするために使われる塗料です。最も一般的で、外壁の劣化具合で水性タイプと油性タイプの2種類を使い分けます。費用は1㎡あたり700円ほど。次にフィラーを見ていきましょう。フィラーは壁のへこみやひび割れを平らにし、平面を出す効果があります。外壁の状態によってはシーラーと一緒に使うこともあります。

昨今では微弾性フィラーと呼ばれる、シーラーとフィラーの特性を持つフィラーも出ています。微弾性フィラーの場合費用は大体1㎡あたり1000円ほど。最後に、ご紹介するのがプライマーです。シーラーのように吸い込みを防ぐ効果を持っているほか、種類によっては、プラスチックや金属面でも使える防錆効果を持つなど効果は様々。費用は種類にもよりますが大体1㎡1000円程度です。

下塗り塗装は必要!DIYの時も忘れずに

下塗り塗装について解説してきました。下塗り塗装は外壁をきれいに仕上げるうえで必ず必要です。塗料の吸い込みを防ぐ役割も果たすため、仮に外壁がきれいな状態でも絶対に行ってください。工賃などにも必ず含まれる工程ですので、予算を組む場合は忘れないようにしましょう。DIYの際にも必ずこの工程は省かないで行ってください。塗料の種類は主にシーラー、フィラー、プライマーの3種類。それぞれ特徴が違いますので外壁の状態や求める色、風合いによって使い分けましょう。

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