外壁塗装の名人

外壁塗装業者の選び方、損をしないために必要なこと

塗装の見積もりをお願いするときのポイントと業者の選び方

家の外壁や屋根などの塗装が劣化してきたときに、そろそろ補修が必要かなとは思うものの、どうやって見積もりをお願いすればいいのか分からずに困っている人がいるかもしれません。

ここではそんなリフォーム初心者のために、塗装の見積もりをとるためのポイントと、提出された見積もりのどこをみて、業者選びをすればいいのかについてご紹介します。

塗装見積もりをとるための流れ

それではまず、塗装の見積もりをとるための流れについて説明します。全体の流れはそれほど複雑ではありませんので、きちんと把握しておきましょう。

  1. 外壁塗装をしている業者を探す
  2. 探した業者に見積もり依頼をする
  3. 塗装をする現場を確認してもらう
  4. 業者から見積もりが提出される

これが見積もりをとるための流れになります。まず、しなくてはいけないのが業者探しです。大手リフォーム会社に依頼するというのも選択肢のひとつにありますが、そのような会社は仕事を下請けに丸投げしますので、中間マージン分だけ費用が高くなります。

できるだけ外壁塗装を専門的におこなっている業者を探して、直接見積もりを依頼しましょう。業者を探すときのポイントは、できるだけ地元の業者を探すということです。リフォーム業界は信用が重要ですので、ご近所さんの家の塗装をするとなると、手抜きをすることなく丁寧に作業してもらえます。

見積もり依頼をすると、業者が実際に塗装をする建物を調べに来ます。この時に細かな打ち合わせなどもおこないますので、必ず現地調査には立ち会うようにしましょう。現地調査をおこなえば、あとは業者から見積書が出てくるのを待つだけです。

トラブルにならないために知っておきたい見積もり依頼のコツ

外壁塗装はリフォームのなかでも、トラブルが起きやすい施工のひとつです。お互いのコミュニケーションがうまくできていないことで、仕上がった後に「お願いした内容と違う」というようなことも起きます。そうならないために、見積もり依頼時に気をつけたいポイントをご紹介します。

予算と優先順位を伝える

トラブルを避けるために必ず伝えなくてはいけないのが予算です。いくらで塗装をしてもらいたいのかを伝えなければ、業者も見積書を作ることができません。反対に予算が決まっていて、塗装面積が分かれば、どのような塗料を使うかが自然と決まります。実際の作業をするときにも予算オーバーにならないように配慮もしてもらえます。

まずはきちんと予算を決めて、その範囲内でどのようなことをしたいのかも合わせて相談してください。「雨に強い塗装」「できるだけ費用を安く」「お手入れを簡単にしたい」このような要望があると思いますので、それらの要望に優先順位をつけておくと、業者側で判断して最適なプランを提案してもらえます。

安さばかりを要求しない

外壁塗装には、まとまったお金が必要になるため、少しでも安くしてもらいたいという気持ちは分かりますが、安さばかり追求して値引きをお願いすると、業者のモチベーションが下がります。その結果、グレードの低い塗料を使う場合や、手抜き工事をされる可能性もあります。

基本的には出てきた見積もり金額で依頼してください。どうしても予算を抑えたいというのであれば、複数の業者に見積もりをお願いして、相見積もりの状態にしましょう。ただし、相見積もりであることを伝えてもいいのですが、他の業者の見積もりを引き合いに、値引きをお願いすることはやめましょう。

見積もりから判断する塗装業者の選び方

外壁塗装の見積もりはできるだけ1社に絞らすに、複数の業者にお願いするのが基本です。そして出てきた見積書から最適な業者を選定しますが、その時に気をつけたいポイントがあります。どのような点に気をつけて業者を選べばいいのかみていきましょう。

作業の明細書を出してくれる業者を選ぶ

見積もり依頼をすると、「塗装工事一式:◯◯万円」というような見積もりを出してくる業者があります。これでは何にいくらかかるのか分かりませんし、どんな塗料を使うのかも分かりませんので、金額が妥当であるかどうかの判断ができません。

この場合、明細書の提出をお願いするという方法もありますが、最初から明細書をつけていないのは不誠実な業者と判断して構いません。見積もり金額の根拠となる単価や作業面積、塗料の種類などを細かく記載してくれる業者のなかから選びましょう。

金額だけで決めない

多くの人が失敗するのは、金額だけで業者を選んでしまうということです。安く塗装してもらうために複数の業者に依頼しているわけですから、金額で選んで当然だと思うかもしれませんが、それぞれ使う塗料も違えば、塗装の技術も違います。

他よりも安い場合には、技術力が低いか塗料のグレードが低いか、手抜き工事をするかのいずれかに該当する可能性があります。高品質で安いというのはありえませんので、なぜ安いのかをきちんと確認して、その理由に納得できない場合には、金額が高くても他の業者に依頼しましょう。

塗装リフォームは実績があり信頼できる業者に依頼する

塗装リフォームでトラブルに合わずに満足度の高い状態に仕上げてもらうには、業者選びがとても大切です。なかには悪徳業者も紛れていますので、そのような業者に依頼しないためにも、見積もり依頼時の電話対応や、現地調査での言動をしっかりチェックしておきましょう。

大切なのはしっかりとした施工をしてくれることです。安さばかり追い求めると、リフォームの過程で無理が発生してトラブルになってしまう確率が上がってしまいます。見積書の値段だけで業者を選ばないことと、無理な値引きをお願いしないことを意識して、信頼できることを前提に業者選定をおこないましょう。

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