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外壁塗装にチョーキングが発生する原因と対処方法

家の壁に触れたときに、手が白く汚れてしまって外壁にチョーキングが発生していることに気づいたという人もいるかもしれません。チョーキングは塗装を塗り替える目安のひとつですが、そもそもなぜこのような現象が起きるのでしょう?

ここではチョーキングが発生する原因と、その対処方法について分かりやすく説明していきます。自宅の壁にチョーキングが発生して困っている人は、ぜひ参考にしてください。

チョーキングはなぜ発生するのか

チョーキングは白亜化現象とも呼ばれ、業者によっては「粉が吹く」と言うこともあります。このチョーキングはなぜ発生するのでしょう? どうして塗り替えの目安になっているのでしょう?

外壁などに使われる塗料は、色を着けるための顔料と、その顔料や壁を保護するための樹脂、そして塗装をしやすくするための添加剤の3種類を混ぜて作られます。塗装をしてすぐの状態では、顔料が樹脂に包まれていますので、触っても手に色が移ることはありません。

ところが、樹脂に紫外線があたり続けると、ゆっくりと分解されます。その結果、顔料の周りの樹脂がなくなり、顔料だけが表面に残ってしまいます。このような状態になると、顔料を直接触れることになりチョーキング現象が起きるというわけです。

チョーキング現象は紫外線と樹脂との関係によって起こりますので、太陽の光が当たりやすい場所ほど発生しやすいという特徴があります。自宅の外壁をチェックするときには、できるだけ南側の壁で確かめてみましょう。

ちなみに、ウレタンやアクリルの塗料よりもフッ素のほうが耐久性に優れているのは、紫外線に当たったときの分解速度が遅いためです。

塗装の劣化や施工の手抜きがチョーキングの原因

チョーキングが発生するのは、ほとんどのケースで塗料の寿命が原因です。ウレタン系塗料は6~10年、シリコン系塗料は8~15年くらいが耐用年数とされていますので、これくらいの年数が経過すると、顔料を使っている塗料はいずれも必ずチョーキングを起こします。

ただし、塗装の耐用年数まで、まだ余裕があるのにチョーキングが起きることもあります。その理由として考えられるのが施工の手抜きです。低価格で仕事を請ける業者の場合、1件の作業に時間をかけられないため、作業のひとつひとつが雑になってしまいます。

塗装前の高圧洗浄で乾燥時間を短くしたり、下地の下塗りを省いたり、適切な手順で塗料を撹拌していなかったりすると、本来の耐用年数の半分以下の期間でチョーキングが発生することもあります。この場合は、業者責任で補修してもらう必要がありますが、このような手抜き工事をするような業者は、いろいろな言い訳をして保証範囲外だと言い張る可能性があります。

短期間でチョーキングが発生した場合は、まずは施工業者に連絡をして、できればその業者責任で補修してもらいましょう。責任逃れをするようでしたら、自費で補修するしかありません。その場合は、違う業者に依頼するようにしましょう。

チョーキングが発生したらどうすればいい?

チョーキングが発生しても、見た目はそれほど変わりませんし、手で触れなければ気にならないので「しばらくそのままでもいいか」と思って、そのまま放置されるケースがよくあります。でもチョーキングを甘く見ていると、後から大変なことになってしまいます。

チョーキングが起きたとき、本当に問題なのは樹脂が劣化しているということです。顔料が表面に出てくるくらい塗膜が薄くなっているということは、それだけ壁面を保護できなくなっているということでもあります。

チョーキングは塗装が薄くなったことを示す警告だと考えてください。そのまま放置すると、塗膜が完全になくなり、家の壁がむき出しの状態になってしまいます。できるだけ早くリフォーム会社や工務店に相談して、塗装の塗り直しをしてください。

ときどき、高圧洗浄で粉を飛ばそうとする人や、ブラシで壁をゴシゴシ洗おうとする人もいますが、これは絶対に避けてください。一時的にチョーキングは収まりますが、根本的な解決にならないどころか、家を守っている残り少ない樹脂まで落としてしまう可能性があります。

外壁塗装にチョーキングが発生したらすぐに対処しましょう

チョーキングは手で触れなければほとんど気にならないため、リフォーム費用を捻出できないとなるとついつい放置したくなります。でも、それを放置した結果、外壁にひび割れが発生することもありますし、建物の寿命を短くします。その結果、リフォーム費用が大きく膨らんでしまうということも珍しくありません。

たかがチョーキングと思わずに、塗り替えをするためのサインだと考えてください。予算が少ないのであれば、とりあえず低価格の塗料を使ってリフォームするという選択肢などもありますので、まずはリフォーム会社や工務店に相談することから始めましょう。

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